プレイ!with 大友良英 がらまんコレクティブ・オーケストラ
2019年9月8日(日)、11月24日(日)、12月15日(日)「あまちゃん」の作曲者で知られる大友良英さんのアウトリーチ・プログラム「コレクティブ・オーケストラ」を開催しました。
“がらまんコレクティブ・オーケストラは、音楽家の大友良英さんを中心とした音楽プログラムです。
こどもむけの音楽ワークショップと、おとなむけのレクチャーで構成されます。
こどもむけワークショップは、楽器を演奏したことがなくても、だれでも参加ができます。
楽器がなくてもだいじょうぶです。なんでもいいので音のでるものを持ってきてください。”
楽器を演奏したことがなくても、楽器がなくても参加できるワークショップ。
子供向けワークショップでは即興演奏の手法を用いて、音楽を通した様々な人々とのコミュニケーション、自己を表現する方法を学びました。
ワークショップの中には、皆で輪になって順番に一音ずつ音を鳴らし端までのスピードを競うなど、既存の音楽の授業にはない方法が多数見られました。
形から入るのではなく、自由に音を楽しむということを大事にする姿勢が感じられます。
同日行われた大人向けレクチャーでは、大友さんがその前の子どもの時間で行っていたことの解説や音楽家としての持論を展開し、参加者は最後まで真剣に話を聞いていました。
1回目のワークショップでは最初恥じらっていた子どもたちも、徐々に自らをさらけ出し、生き生きとした表情を見せるようになっていきます。
最終回の12月15日は、道の駅「ぎのざ」多目的室での発表会。
大友さんが決めた今回独自のルールに則った指揮に合わせて、様々な音が鳴り響きます。
大勢で音を出す楽しみを全力で体現する参加者たち。
最後は演奏もバチっと決まり、爽快な気持ちで終わりを迎えました。
【講師プロフィール】
大友良英
1959 年横浜生まれです。実験的な音楽からジャズやポップスまでいろいろやってます。朝ドラ「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞ほか数多くの賞を受賞しました。現在は、NHK大河ドラマ「いだてん!東京オリムピック噺」で音楽を担当中!
上地gacha一也
ガチャピンさん。浦添市にあるライブハウスgrooveのオーナーで、コントラバス奏者です。エレクトリックベース、ドラムやパーカッションも演奏します。国内外のいろいろなバンドや音楽家と演奏しています。
【コレクティブ・オーケストラとは】
2013年にスタートしたプログラムです。これまで東南アジアのいろいろな国や、札幌、那覇、宮古島などで、音楽の専門家ではない、楽器の演奏のプロではない人たちと、大友良英さんとが一緒になって、ワークショップをやりながら、音楽をつくっています。その場所で、そこにいる人と、集まって音楽することを「コレクティブ・オーケストラ」とよんでいます。
ギャラリー