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9月23日KAGE-tableが展示されます(がらまんデジタルクリエイティブミーティング)

展示作品
KAGE-table(2008)
昔から、影は実在することの証であった。けれども、影そのものはモニターに映し出されたイメージと同じように、実体がない。影はまた、影絵にみられるように、映像というものの原点でもある。《KAGE》ではそのことに着目し、円錐形のオブジェの影をコンピュータによって作り出した。オブジェに触れると、その影は、動き出したり、形を変えたり、ときにはカラフルに色づいたりする。 鑑賞者は、映像である偽物の影と自分自身の本物の影が同じ平面上に投影されたとき、自分の影と存在を再認識するのである。

近森基(アーティスト/デザイナー)
アーティスト/デザイナー。テーマやモチーフに潜んでいる物語を掘り下げ、様々な道具や素材を使って、あたらしい発見や学び、ワクワクするような体験の創造に取り組む。Ars Electronica(オーストリア)、ポンピドゥー・センター(フランス)、文化庁メディア芸術祭(日本)など国内外にて数多くの作品を発表。NHK Eテレ「デザインあ」ほか映像制作も多い。