がらまん文化講座「GO!GO!KITCHEN! 剛さんのハワイアン料理教室」

今回のがらまん文化講座は、食文化！ということで、ハワイ出身で沖縄（宜野座）移民2世のアルビン・トウバル・剛さんによる料理講座です。

日本でも人気のあるハワイアン料理「ポケ（Poke）」と、おすすめのローカルフード「オックステールスープ（Oxtail soup）」の作り方を紹介します。

ポケは県内に専門店もあり、年々認知度アップしている料理ですね。やはり、定番はマグロというイメージが強いですが、元々はカツオが主に使われていました。しかし、カツオが獲れなくなって以降は、マグロやタコ、サーモンなど色んなシーフードでポケに使われています。刺身のヅケに似た料理です。

オックステールスープも、ハワイでは定番の料理の一つ。剛さん曰く、ハワイの方はオックステールスープの味にはこだわりがあるそうで、それぞれ家庭の味も違うし、「私はここ！」「僕はこのお店！」というようにお気に入りの店が存在する、とのこと。ウチナーンチュにとってのそばのようなものでしょうか…。出汁とハワイアンソルトのシンプルな味付けですが、じっくり煮込んで柔らかくなった牛肉と優しいスープが美味しい料理です。

レシピ以外に、本動画ではハワイ移民の方々の歴史や文化も紹介しています。

ハワイには現在も多くの沖縄移民が暮らしており、沖縄県出身者の組織「ハワイ沖縄連合会（HUOA）」は毎年9月上旬の週末に「オキナワ フェスティバル」を開催するなど精力的に活動しています。実際に、2019年の「オキナワ フェスティバル」の写真をご覧いただくと、その活気のある様子が伝わると思います。

今回は、二つのハワイアン料理の他に、沖縄そばとジューシーも作りました。これは、ハワイに暮らす剛さんのお母さんが作っていた料理です。剛さんのお母さんはオックステールスープを使って、沖縄料理のジューシーやそばを作り、ハワイにある自身のお店でお客さんに出していました。これらの料理からは、沖縄とハワイの人々の交わりや民族の誇り、それぞれの文化が溶け合っていった歴史を感じることができます。
是非、この動画を見て本格的なハワイアン料理を作ってみてください。